5月の大型連休に、我が家の庭にある小さな畑で二十日大根の種を撒きました。
本当は、「大根を植えたい!」と子供たちが言っていたのですが、大根はかなり深く30㎝ほど土を耕さないと育たないので、我が家の庭では難しい…。そこで、同じ大根という名がつく「二十日大根」になりました。(誤魔化した…)
土を耕して、肥料を混ぜ、土を盛って、種を撒く。
これだけなんですけど、子供にとっては楽しいイベントだったみたいです。
とっても嬉しそうに、大事に一つ一つ種を撒く姿が、かわいくてかわいくて。
「大きくなってね!」と声をかける姿も胸キュンです。
そして、翌日から毎日芽が出ないか観察が始まり…。
ついに5日目に芽が出た時の嬉しそうな顔といったら!
こんな二十日大根でそんなに喜んでもらえるなら、お母さんいくらでも耕しますよ!と言いたくなるほど私も嬉しかったです。
…しかし、子供って面白いもので、芽が出てしまうと興味が薄れるというか。
観察する機会や、二十日大根を気にする機会がガクンと減り…。
そして忘れたころに収穫することになりました。 おそらく、他に生えている草と同レベルになっちゃったんですかね…。
子供の力なので、この小さい二十日大根といえども、「よいしょ」と掛け声をかけて引き抜いていました。
「わぁ~!!」と歓声が上がって、二十日大根についている長ーい根を観察したり、触ってみたり。
野菜嫌いの子供たちですが、この日は二十日大根を食べていましたよ~。
こういう何気ない普通の小さな体験が、子供はとっても喜びますよね。
おもちゃを買ってあげたり、どこかへ旅行することも嬉しいんでしょうが、こういう日常の小さな体験を親と経験するときの方が、子供の目がキラキラしているような気がするのは気のせいでしょうか。