昨日、青森では県知事選がありました。幼稚園の駐車場の近くに、選挙ポスターの公営掲示板があり、ここ数週間の間いつも眺めては、「あれは誰?」「なんで数字が書いてあるの?」「選挙って何?」「知事ってなに?」など子供たちは質問攻めでした。「選挙カー」が走っていると、「あれ、選挙?」と気にしてみたり。
そんなに興味があるのならば、と思い子供と一緒に投票に行ってみることにしました。子供にとっては初めての投票所見学です。
ところが調べてみると、2016年以前は子連れ投票が禁止(幼児のみ可)であったと知り、ビックリ!現在は、幼児から18歳未満の子供も投票所に入れるようになっているそうですが…。そんなことがあったなんて、全く知りませんでした。もっと気軽に子連れで投票できるものだと認識していたので、驚きでした。
子連れ投票の注意事項
子連れ投票の子供の対象年齢が拡がった経緯は、家庭で選挙や投票に関する話題が増えることにより、将来的に子供が有権者になった時の投票率の増加が見込めるのではないか、という考えで導入されたそうです。詳しい内容は、国分寺市のHPにわかりやすく説明されていましたのでご参考にしてください。
同伴者が投票所に入るときのルール
1 投票所内で投票について選挙人と相談したり、大声で騒がないこと。
2 他の選挙人の投票をのぞき見ないこと。
3 同伴する選挙人から離れて歩き回ったり、また選挙人が退出したにも関わらず投票所に不必要に留まらないこと。
4 同伴者が選挙人に代わって投票用紙に候補者名等を記入したりしないこと。http://www.city.kokubunji.tokyo.jp/shisei/gyousei/senkyo/1009451/1013758.html
混雑したり、喧噪がひどくて投票所の秩序が守られない等の恐れがある場合は、子供の投票所への立ち入りは制限されるそうです。これは、ごもっともです。
このルールにのっとり、子供と一緒に投票所へ向かいました。
子連れ投票に行った子供の反応
投票には夕方に行ったので、二人くらいの有権者の方しかいませんでした。静かな会場に何人かの係の方が座っていたので、ちょっと怖いのか、子供はなかなか中に入ろうとせず。でもやっぱり中を見てみたいのか、黙ってスリッパを履いて中に入ってきました。
私が送られてきたハガキを提出し、本人確認をした後で投票用紙を受け取り、記載台で「スタンプ」を候補者名の上の欄に押して、投票箱へ入れて終了。
〇印のスタンプを押すタイプの投票でしたので、子供がスタンプを押したがりましたが、「これは大人じゃないとできないんだよ、ごめんね」と伝えると、すぐに納得した様子。投票用紙を投票箱に入れるときも、入れたがりましたが、同様に伝えると、子供も納得。子供ながらに、「遊びじゃないんだな」という雰囲気が伝わったのでしょうか…。
所要時間は、3分くらいでしょうか。あっという間ですが、子供の感想は「面白かった!」だそうです。ニコニコしながら帰り、「この選挙の結果は、いつわかるの?」と聞いてきました。子供ながらに、色々わかっていて面白い…。
引き続き、翌日の朝。また幼稚園の近くの選挙ポスターの公営掲示板をみて、「あれ~?昨日終わったのにねぇ」と言ってニコニコ。
ちなみに今回の知事選の投票率は40.08%。過去二番目の低い投票率だそうです。未来の有権者の教育も、親の役目ですよね…。