今月届いた絵本に、すっかり夢中になってしまった我が家の兄弟。
アポロ11号による人類初の月面着陸を成し遂げた、宇宙飛行士ニール・アームストロングたちの、月への旅に迫るノンフィクションです。
アポロ11号の月面着陸から今年で50 年も経つんですね~。
それでも、絵本の内容はとても新鮮で、古臭さを全く感じさせません。
子供たちは、目をキラキラさせて、聞いています。
どうしよう、宇宙飛行士になったら!
…なんて、無いな。
子供たちが宇宙に興味を持つ取っ掛かりとして、また努力を積み重ねる大切さを学ぶのに、良い絵本ではないかと思います。
ところで、ニール・アームストロングは16歳で飛行機の操縦免許を取り、軍の奨学金を得てアメリカ・パデュー大学で航空工学を学び、在学中に朝鮮戦争に動員され、終戦後に復学して学位を取るという、苦労人だそうです。
もともと、NASAの宇宙計画に興味が無かったアームストロングですが、絵本の後書きによると娘を亡くし、その後にパイロットに志願したようです。
確か、映画『ゼロ・グラビティ』の主人公も、娘を亡くして宇宙飛行士を志願したと思うのですが、偶然でしょうか。
子供を失ってしまったことで、何かしらの人生観が変わったのでしょうか。
悲しい経験をすることで、さらに強靭な精神力が養われたのでしょうか。
そんなアームストロングの悲しい逸話も、絵本を通じて知ることができました。
今年、アームストロングの次男がインタビューに答えていた記事を発見しました。
2月に公開された、アームストロングの半生を描く映画「ファースト・マン」の公開に合わせて来日されたそうです。
アームストロングは、子供たちに常々
「尊大になってはいけない、常に謙虚でいなさい」
「何をするにも全力で努力を惜しむな。そして謙虚でいなさい」
と教えていたのだとか。
「謙虚」って大切な言葉ですよね。
年を取るとついつい忘れがちで、心に沁みます…。
また飛行機がとにかく好きで、機体の素材や時速、航続距離、銃器の種類を全てそらんじることができたんだとか
好きなことをとことん極めることが、偉業を成し遂げる原動力を後押ししたのではないでしょうか。
ちょっと、絵本から話が飛躍してしまいました。
子供たちは絵本の内容をもうすっかり暗記しているようで、間違えて読むと訂正します。
だったら、平仮名も読めるんだし、自分で読んでほしいな~ (-"-)
毎晩、この本と『なぜなぜクイズ絵本』を読むことが日課になっています。
正直、お母さんは飽きてきました。
できれば別のお話が読みたいのですが、仕方がありません…。
来月号のキンダー絵本に期待します!